2019年12月に中国で新型コロナウイルスの発生が報告されて以降、現在は中国を中心に世界各国で発生が報告されているコロナウイルス。
現在は日本でも猛威をふるっており、多くの感染者が報告され、予断の許されない状況が続いています。
オーストラリアでは新型コロナウイルスに対して日本以上に厳しい対策がとられています。
これからオーストラリアに旅行、留学される方へ、メルボルンに住んでいる私から実際の状況についてお伝えしたいと思います。
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オーストラリア政府の対策
オーストラリアでは上記でも述べたように、新型コロナウイルスに対して日本以上に厳しい対策がとられています。
現在のオーストラリアの新型コロナウイルスへの対応がこちらになります。
中国本土を出国または通過(経由)した時点から14日間はオーストラリアへの入国禁止
新型コロナウイルス感染者と接触があった場合は、14日間自宅待機
湖北省から渡航してきた学生は、湖北省を出発してから14日間自宅待機
中国本土への渡航注意喚起レベルを4へ引き上げ
オーストラリア国籍・永住権保持者のみ許された中国からの帰国便の搭乗者は、オーストラリア本土から2600km離れたクリスマス島で14日間隔離され、検疫生活。その後何もなければオーストラリア本土へ帰還。
オーストラリア国内の本日までの新型コロナウイルス感染者数は42名、死亡者数は2名です。
しかし、オーストラリアは中国本土からの入国者(経由含む)を制限していることから、日本よりも感染リスクは低いといえます。
メルボルンの街の状況
メルボルンでも新型コロナウイルスのニュースは連日取り上げられていますが、在住者は通常の生活を送っており、旅行者は楽しく観光しています。
マスクをしている人はほとんどみかけません。
オーストラリア人は風邪やインフルエンザの時期でも基本的にマスクを着けませんが、今回もそれは変わらずマスクを着けて予防をするという概念はないようです。
逆にマスクをするということはウイルス保持者と思われてしまう様子。
手洗い・うがいをしっかりして予防しています。
アジア人差別はある?
アジア人への差別ですが、オーストラリアでは全くありません。
メルボルンで生活している中でそういった差別を見かけたことはありません。
もともと多国籍で多くのアジア人が生活していることもあり、オーストラリアではそのような偏見はないです。
中国人観光客の激減
中国本土からの入国を制限しているため、最近のメルボルン観光スポットでは、中国人の団体観光客をみなくなりました。
経済効果には影響しているようで、一部の会社では大打撃を受けているところもあるようです。
また、複数の中華レストランが倒産しているという話もありました。
オーストラリア留学について
中国本土、イラン、韓国への2週間以内の渡航歴がなければ、日本からの留学生は現在のところは制限されていないようです。
したがって、中国または韓国を経由する便でなければオーストラリアへの入国はできます。
ただし、入国審査時に中国へ行ったかどうか等の質問をされるようです。
まとめ
世界的な感染拡大を見せている新型コロナウイルス。
1日も早く平穏な日々が戻ってくることを心から願っています。
ちゃんゆり