こんにちは、ちゃんゆりです。
みなさん、千と千尋の神隠しのモデルになったと言われる群馬県の『積善館』はご存知ですか?
群馬県の四万(しま)温泉にあり、宮崎駿監督も実際に訪れたという、日本最古の木造旅館。
今回はそんな積善館の魅力をたっぷりご紹介していきます。
Contents
千と千尋の神隠しのモデル『積善館』
群馬県にある四万温泉の積善館は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に出てくる「油屋」のモデルになったと言われる旅館です。
宿は元禄7年創業なので、すでに300年も営業している温泉宿。
これは日本最古の木造湯宿として、群馬県の重要指定文化財にも登録されている温泉宿です。
四万温泉は「四万(よんまん)の病を治す温泉である」という由来の元、名付けられました。
「油屋」へと続く赤い橋
映画「千と千尋の神隠し」の中で、「油屋」へと続く赤い橋を覚えていますか?
四万川の支流に隔てられ、山の斜面の沿って建つ宿へと続く「慶雲橋」。
「橋を渡る間、絶対に息をしてはいけないよ。息をすると人間だとバレてしまうからね」という、ハクが千尋に言ったあのセリフが聞こえてくるような、そんな不思議な気がしてしまいますね。
不思議な世界へと続くトンネル
これは「浪漫のトンネル」と呼ばれる薄暗いトンネルで、建物と建物をつなぐために造られたものです。
実はこのトンネルが、千尋がお父さんとお母さんと不思議な世界に迷い込んでしまうときに通ったトンネルのモデルになったと言われています。
ドーム型の長いトンネルの先に、出口の明かりがぼおーっと浮き出すように見えている様子は、映画の中のトンネルとそっくりですね。
四万(よんまん)種類もの病を治すという名湯
その昔、村や町にはお医者さんは一人いるかいないかで、病を患った人々は簡単に病院に行くことはできませんでした。
そんなとき人々はこの温泉を訪れ、病を治したと言われています。
人々の持つ様々な病を治した万病に効く温泉であるということから、「四万温泉」と呼ばれるようになりました。
写真は、昭和5年に建てられた元禄の湯です。
太陽の光が注ぎ込むアーチ型の大きな窓に高い天井といった洋風な造りで、タイル張りの床には5つの石造りの浴槽が並んでいます。
大正モダンなホールの造りがとても素敵ですね。
さらに、左側の壁に見える小さな窓を開けると、その先には昔ながらのサウナがあります。
大人が一人入れるだけの小さな空間に、寝椅子があり、下から湧き出ている蒸気によって体がポカポカに温まりますよ。
他にも、露天風呂や岩風呂など、4つのお風呂を楽しむことができます。
岩風呂は唯一の混浴ですが、時間地によって男女別々で入ることもできます。
飲泉「日本三大胃腸病の名湯」
四万温泉は、四万種類もの病に効く温泉。
肌に優しい泉質で、なんと飲めば胃腸に効くと言われています。
館内に飲泉所があるので、ぜひ試してみてください。
見逃し注意!山道のメロディライン「いつも何度でも」
実は知らない方も多く、聞き逃してしまったという方も多いのが、四万温泉へと向かう道中のメロディラインです。
山道にある一定区間を車で時速40kmで走ると、どこからともなく「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」が聞こえてきます。
まるで映画のように不思議な世界に入っていくような、そんな不思議な感覚を味わうことができるメロディライン。
このメロディを聴きながら山道を上がっていくと、昔ながらの温泉街が見えてきます。
このメロディラインを聞くことができるのは行き道だけ!
帰り道は聞くことができないので、絶対に聞き逃さないように!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
群馬県といえば草津温泉が最も有名ですが、実は隠れた名所として、今、四万温泉がとても人気なんです。
まるで「千と千尋の神隠し」の世界に迷い込んでしまったかのような、そんな不思議な気分になれる四万温泉。
心も体も癒してくれる群馬県の四万温泉に、ぜひ足を運んでみてはいかがですか。
Have a nice trip!
ちゃんゆり